土や砂、石を「ごみ」と言えるのかどうか、ちょっと一般の人にはわかりにくいですよね。プランターや家庭菜園の土なら庭にまいてしまえばそれまでのような気がします。
ただ、たとえば集合住宅のベランダで育てていた草花が枯れてしまったとしましょう。この場合、プランターの土が不要になったとしても、庭付き戸建て住宅のように、庭にまいてしまうわけにはいきません。
だからといって、近くの公園や山などに捨てると当然、不法投棄になってしまいます。ごみのようでごみでない…なかなか判断が難しい不要になった土や砂や石。下関市ではどうやって処分すればいいのでしょうか?
下関市は限定的に土や砂、石を回収しています
下関市は、一般家庭から排出されるプランター用の土や砂、石を、少量であれば、市のサービスで回収しています。下関市はこれらを「燃やせないごみ」に指定しています。
下関市で利用できる土・砂・石の処分方法
下関市では、市のほかに不用品回収業者や、石材店、造園業者などに依頼して土や砂、石を処分することが可能です。
燃やせないごみ(下関市の戸別収集)
先にご紹介したとおり、下関市は土や砂、石を「燃やせないごみ」に分類して収集しています。下関市では「燃やせないごみ」はステーションからではなく、各家庭からの戸別収集です。収集を希望する人は「粗大ごみ等受付センター」への予約が必要です。
・粗大ごみ等受付センター 電話:083-254-5380
※平日9~17時(休日翌日は19時)に受付
市が指定する燃やせないごみ専用のごみ袋にほかのごみと混ぜずに入れて、収集日の朝8時30分までに決められた場所に出しておいてください。
なお、土や砂、石が大量になる場合、下関市は回収してくれない可能性があります。原則的に家庭のプランターで使う程度の量しか収集してくれません。
不用品回収業者
下関市が回収しないほどの量の土や砂、石を処分する場合でも選択肢はあります。まずは不用品回収業者です。
不用品回収業者は、一般家庭から出るほとんどのごみを回収することができます。庭石のような大きな石の処分を希望している人も、不用品回収業者に相談することが可能です。
石材店や造園業者
石材店や造園業者、ガーデニングショップなどの業者のなかには、家庭で不要になった土や砂、石を回収している業者もあります。石材店や造園業者なら、重機が必要な大きな庭石の回収にも対応してくれる可能性があります。
庭石は売却できる可能性がある
ものにもよりますが、庭石は売却できる可能性があります。大きな庭石は難しいかもしれませんが、オブジェ的なものや敷石なら、ネットオークションやフリマアプリに出品すると、ほしいと思ってくれる人が見つかるかもしれません。
しかし、庭石や敷石は重量物なので送料がかさみます。この送料のことを考えると、近くに住んでいる人だけをターゲットにできる山口県版の「ジモティー」で、買い手やもらい手を探すのがおすすめです。送料も少し安くなりますし、引き取りに来てもらうこともできるでしょう。
まとめ
下関市は、プランターで使われていた程度の量の土や砂、石であれば「燃やせないごみ」として回収しています。回収を希望する市民の皆様は、市に戸別収集を依頼してください。
不要になった園芸用の土などが大量にある場合、下関市は回収してくれないので不用品回収業者や造園業者、石材店などにこれらを収集可能かどうか相談することになります。
山口えびすサポートは、下関市で排出される土や砂、石を収集することが可能です。物置やガレージに置かれているそのほかの園芸用品など、家庭の不用品ならほぼすべていっしょに回収できるので、処分にお困りの方はぜひご相談ください。