殺虫剤やカセットコンロのボンベ缶、スプレー式塗料などのスプレー缶は、基本的に空にしてからでないと捨てられないので処分しづらいイメージがあります。下関市ではこのスプレー缶をどうやって処分すればいいのでしょうか?リユースとリサイクルの専門業者が解説します。
下関市では、スプレー缶は「有害ごみ」
自治体によりごみとしての出し方が異なる「スプレー缶」。下関市は、このスプレー缶を「有害ごみ」の分別区分に指定して収集しています。有害ごみには、ほかにも「水銀使用廃製品」や乾電池、充電池、使い捨てライターなどが指定されています
下関市でスプレー缶を処分する方法
下関市でスプレー缶を処分する方法は、大きく分けて2つあります。下関市では、市に戸別収集を依頼するか、不用品回収業者に依頼してスプレー缶を処分することが可能です。
下関市に戸別収集を依頼
下関市は、スプレー缶をごみステーションからではなく、予約制の戸別収集で収集しています。地区により収集日が決まっているので、収集カレンダーをチェックして、希望する収集日の予約締切日までに粗大ごみ等受付センターに電話をして予約を完了してください。
・粗大ごみ等受付センター 電話:083-254-5380
※平日9~17時まで受付(月曜日を含む休日の次の日は19時まで受付)
スプレー缶は、必ず完全に使い切ってから処分してください。透明、もしくは半透明の袋に入れ、100円の処理券を貼ってから、収集日の朝8時30分までに出します。処理券は、コンビニやスーパーなどの取扱店で購入することが可能です。
不用品回収業者に収集を依頼
不用品回収業者に、不要になったスプレー缶の処分を依頼することも可能です。インターネットで検索して業者を見つけるのが一般的です。郵便受けに投函されるチラシの業者や、近隣をトラックで巡回している業者を利用することは避けましょう。高額請求などの被害にあうおそれがあります。業者のホームページで作業事例を確認し、さらにGoogleなどの口コミも参照して業者を絞り込んでいきましょう。
なお、業者が違えばサービス内容も異なります。スプレー缶の場合は業者に回収を依頼する場合でも自分で中身を空にしなければならないことが多いのですが、中身が入ったままのスプレー缶を回収している業者もあります。
スプレー缶を空にする方法
下関市のごみ収集サービスを利用してスプレー缶を処分する場合は、必ず缶を空の状態にしてから出さなければなりません。スプレー缶の種類により、以下に紹介する方法を使い分けてください。
カセットコンロのボンベ缶
カセットコンロのボンベ缶は、コンロにセットして使い切ってください。
香りのスプレーや殺虫剤などのスプレー缶
これらは風通しのいい屋外で、通常使用時のようにスプレーして使い切ってください。絶対に屋内で作業してはいけません。爆発事故につながることもあります。
2018年に札幌で発生した爆発事故は、屋内でスプレー缶を空にする作業をおこなっている最中に湯沸かし器を使ったことで発生しました。
塗料のスプレー缶
塗料のスプレー缶も風通しのいい屋外で作業をしますが、空中に噴射するわけにはいかないので、古新聞や古布を準備して、これらに吹き付ける形で使い切ってください。塗料をスプレーした古新聞や古布は、燃やせるごみとして処分できます。
下関市ではスプレー缶に穴を開けずに処分
下関市のごみ収集サービスを利用してスプレー缶を処分する場合は、缶を空にしたらそのまま透明、もしくは半透明のごみ袋に入れてください。缶に穴を開ける必要はありません。スプレー缶は、水銀使用廃製品以外の有害ごみといっしょにごみ袋に入れて出すことができます。
山口えびすサポートは、中身が入ったままのスプレー缶でも回収可能です
数本程度のスプレー缶なら、缶を空にする作業をそれほどの苦もなく進められますが、大量にあるとなると長い時間がかかります。市の有害ごみで出すときはもちろん、不用品回収業者も多くの場合、中身が入ったままのスプレー缶を回収していません。
山口えびすサポートは、中身が入ったままの大量のスプレー缶を回収することが可能です。物置やガレージに残されていた塗料のスプレー、中身が入っているけれども抜くことができないスプレー缶の処分にお困りの方は、山口えびすサポートにご連絡ください。
まとめ
下関市は、スプレー缶を有害ごみとして、予約制の戸別収集で収集しています。必ず使い切り、透明、もしくは半透明のごみ袋に入れて出してください。
山口えびすサポートは、スプレー缶を含むごみや不用品を回収しています。スプレー缶といっしょにほかの不用品を回収することも可能なので、利用者の皆様は分別する必要がありません。下関市で不用品の処分にお困りの方は、ぜひご利用ください。